こんにちはラビです。
さて、本日紹介する本はグレッグ・マキューン著「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」です。
「何かを成し遂げるには全ての時間をささげなければならない」
本書はそんな考え方を良い意味で覆してくれる全米ベストセラーの本です。
- 思わず頼み事を引き受けて忙しくなる
- 仕事が入るとプライベートよりも優先してしまう
- ノーが言えない
こんなお悩みを持っている方にはうってつけの本ですよー!
ぜひ最後までお読みください!
最小の時間で成果を最大にする「エッセンシャル思考」とは
現代はいろんな情報であふれていますが、実は自分にとって重要な物はごくわずかだったりします。
でも多くの人は、目に入り手にとどくものはすべてやらないと。と考えがちですよね。
エッセンシャル思考とは、そんな情報過多の世の中で、本質的なものに全力を注ぐことができるよう
より少なく、しかしより良く物事を選択する考え方のことです。
著者紹介
著者のグレイグ・マキューンは私も存じ上げなかったのですが海外ではかなり著名な方で、Apple、Google、Facebook、Twitterといった名だたる企業のアドバイザーとしても活躍されているシリコンバレーのコンサルタントです。
リンクトインの人気ブロガーでもあるそうですね。
著者自身も時間の使い方に悩みを抱える人だったようで、
「どうすれば人生を豊かにする時間の使い方ができるか?」
と考え抜き、「エッセンシャル思考」にたどり着いたんだそうです。
エッセンシャル思考、3つの思考転換
エッセンシャル思考では3つの発想転換をすることで、限りある時間を効率的に使えるようにします。
- やらなくては → やると決める
- どれも大事 → 大事はめったにない
- 全部できる → できるけど全部はやらない
例えば「ブログ書かなきゃ~」と思っているところを「ブログ書こう!」と発想転換してみましょう。
不思議と行動が前向きになりませんか?
無事作業が開始できたら次はやることをリスト化して、優先順位を決めましょう。
分析をするのか、文章を書くのか、アイキャッチ画像を作るのか。
優先順位を決める際、思い切って今日やらないことも決められると、今まで無理に使っていた時間を解放することができ、より時間に余裕を持たせることが出来るようになります。
でも、すぐに考え方を変えろって言われてもなかなか変えられないよね?
たしかにそのとおり。
上記の例のようにブログに関すること以外にも、
「家族・友人と約束があったけど仕事が入ったからしょうがない」
「とにかく今は大事な時期。時間をささげないと」
こんな考えをすぐに抜こうと思ってもなかなか抜けません。
私もそうです。
そんな方はまず、時間はトレードオフであることを意識してみてください。
選択肢がいくつあったとしても体は一つ。
同じ時間にできることは、たった一つしかありません。
ならば、選択する前に何が一番重要なのか考えてみましょう。
これだけを意識して選択を繰り返すと考え方が少しずつ変わってきます。
どうしてもコツがうまくつかめない人はぜひこの本を読み返して、どうすれば重要な物事に順序をつけられるかを理解しましょう。
本の中で印象に残ったところ
感想になってしまいますが、私が本を読んで印象に残ったところをお伝えしようと思います。
著者がツイッターの共同創業者ジャック・ドーシーとディナーに同席したときのこと。
ジャック・ドーシーは自身のことを「最高”編集”責任者」と定義して次のように説明したそうです。
「なぜ編集かというと、日々やることは山ほどありますよね。でもそのなかで、本当に重要なのは1つか2つ。エンジニアやサポート担当やデザイナーは次から次へとアイデアを持ちかけてきますが…編集者である自分は、そういう情報のなかから1つのこと、あるいは2つか3つの要素の交点を見つけ出し、それだけを実行すると決めるのです」
出典元:エッセンシャル思考 p196 第13章 編集
Twitterといえばとても大きな企業ですが、そのトップの人間がほぼ一つの判断しかしないよう余分なことをけずっているのです。
無駄なことをけずったからこそ価値あるサービスを世の中に提供できている。と考えると、私たちがいかに無駄に悩んでいるかが分かりますね。
あっちこっちに手をだしがち(私もそう ( ノД`)な人は、思い切って一つにしぼることで、とてつもない価値を手にできる可能性があると思いませんか?
エッセンシャル思考を読んで自分の時間を取り戻しましょう!
抜粋してお伝えしましたが、エッセンシャル思考を簡単にまとめると、
- 最小の時間で成果を最大にする思考方法
- 3つの思い込みを3つの真実に置き換えて時間を効率的に使う
- 余分を削り、必要なものを際立たせる
- 著者がスゴイ
友人や家族との時間、仕事の時間、一人の時間。
どれも大事ですが、この思考方法でうまく付き合っていけたら気持ちが楽になります。
皆さんもぜひ本書を読んで無駄とうまく付き合い、限りある人生の時間を豊かにしていきましょう!
※ちなみに私は和訳本を見る時、訳された文の流れが変だと、興味なくなって見なくなるタチなんですが、本書はなんのストレスもなく読み進めることができました。
このノンストレス構成も、エッセンシャル思考がなせるワザかもしれませんね。