フルサイト機能がついに実装!進化したWordPress5.9の変更点を解説!

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皆さん、こんばんわ。webデザイナーのラビです。
2022年1月26日(日本時間)にWordPressの最新アップデートが行われました。
今回はその中でも特徴的な追加機能、変更点について紹介したいと思います!

WordPress5.9の新機能や主な変更点

今回のアップデートWordpress5.9(通称ジョセフィンっていうらしいです)の主な変更点は以下の通り。

新テーマと共に実装!フルサイトエディタ(FSE)

まず今回のアップデートの大目玉「フルサイトエディタ(FSE)」が新テーマ「Twenty Twenty-Two」と共に登場!
今までのWordpressは、ブロックエディタを使って投稿や固定ページという「中身」の部分を更新していましたよね。
しかし、このFSEというエディタではなんとサイト全体のデザイン・レイアウトを編集・作成できてしまいます!

ラビ
ラビ

これでプログラミングの知識がなくても、お手軽に修正できますね。

ただし、このエディタ機能を使うには「ブロックテーマ」という新テーマを利用しなければなりません。
旧来のテーマ(今後はクラシックテーマと呼ばれるそうです)ではこちらの機能は対応しておりませんので、現状は「Twenty Twenty-Two」を利用して制作をするほかないようです。
(といってもすぐに有志がテーマ開発してくれると思いますが)

ブロックテーマで真価を発揮するtheme.json

theme.json自体はWordpress5.8で登場していた便利ツールです。
簡単にいうと「テーマの着せ替えが簡単にできる文書」みたいな感じです。

これはちょっと開発者向けなので今回はとくに解説しません。
とにかく5.9で対応できることが増えたよ~。という感じ。
theme.jsonの詳しい解説は下記公式を参考に。

theme.json を使ったテーマデザインの設定

画像の遅延読み込みが進化して速度改善

WordPressの5.5ですでに追加されている画像読み込みの遅延機能(lazyload)が最適化されサイト表示のパフォーマンスが上がるとのことです。今まで適用されなかった箇所の画像にまで影響範囲が広がったようですね。

進化したブロックエディタ

もう皆さんおなじみのブロックエディタ(gutenberg)にもいくつか変更が加えられています。

タイポグラフィの表示方法とテキスト色の名称変更

以前はテキスト関連の扱いだったタイポグラフィの表示方法が変わりました

見た目や文字間隔を個別に設定しやすくなったので、より文字の装飾がやりやすくなりましたね。

それとこちらも文字関連。

以前「テキスト色」という名前だった装飾項目が「ハイライト」に名称変更

機能に変わりはありません。

ギャラリーやカバーなど画像関連の機能変更

こちらも新たに仕様変更。

ギャラリー画像は従来の「画像」要素と同じスタイル変更が可能になりました。

これによって個別にスタイルをあてることができるようになったので、さまざまな形式の画像をギャラリー化できるようになりました。

もう一つの画像要素にカバーというものがありますが、こちらは以前なかった背景色の透明度が設定できるように。

ラビ
ラビ

よく見るとカラーパレットの見え方も変わってるね。

ブロック要素の削除時に削除するブロック名が出るように

ブロックを削除するときにブロック要素の名前が出ます

画像の例だと「段落」って出てますが、ここに削除する要素の名前が出るようになっています。

これ、地味に便利ですよね。
ブロックが積み重なってると間違って消しちゃうこともありますし、いい仕様変更だと思います。

実際にブロックテーマ使ってみた

さっそく開いて、新テーマのTwenty Twenty-Twoを有効にしてみました。

有効化した後に管理画面を見てみると、
外観の所にベータ版のエディターが出現してますね。


選択すると、ブロックテーマの編集画面に移りました。

すご。ホントにヘッダーも編集できるようになってる。
感覚的にはブロックエディタと遜色ないので、違和感なく使えそう。

また、画面を見てみると従来のエディターとは別枠の扱いようですね。


テンプレートやテンプレートパーツ単位の編集ができるようになっていて、見た目が
ノーコードツールみたいな感じ。
ほんとカスタマイズだけなら、いずれコーディング必要なくなるんじゃないか?と思います。

あと、最後に「もうFSE対応のテーマ出てるんじゃないの?」と管理画面からテーマ一覧を眺めてみたんですが、どれが対応ブロックテーマなのか見分けがつかないので、探すのはあきらめました 笑
この辺の見分けがつくような表示があると親切な気もしますね。

まとめ

さて、今回のアップデートはかなり次世代のWordpressを象徴するようなアップデートだったのではないでしょうか?更新やカスタマイズに技術者の力が不要になるような仕様に進化していってるような気がします。誰でもそつなくWordpressが使える時代の到来が期待できますね。

ブロックエディタもだいぶスタンダードになってきたので、まだクラシックエディタを利用している方は、これを機にブロックエディタへの乗り換えを検討してもよいかもしれません。

最後に、今回のWordpress5.9の変更点は公式の方にももちろん掲載があります。
ベータ版の話ですがおおむね変更はないかと思いますので、深堀りしたい方はのぞいてみてください。

WordPress 5.9 ベータ 1

それではまた!

この記事を書いた人

地方のWEBサイトのプロデューサー。
投資業や営業職を渡り歩いたのち、WEBデザイナーに転身したうさぎ。
現在制作会社で働くかたわら自身の仕事を確立するべくブログや事業に挑戦中。

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